4日目(8/13、月)
ウィンスロップ観光
ロス湖・ディアブロ湖
アナコルテス泊 (Marina Inn)
いつまでも続くのではないかという錯覚を覚えていたこの旅も、終わりが見えてきて少し寂しい気分です。Freestone Innでの朝食はほかのホテルと違い有料です。有料なだけあって、しっかりとした朝食が取れました。朝食後、昨日歩いた湖の周りのトレイルをもう一度みんなで歩いてみました。今日は空が晴れ渡っているし、朝日を浴びた湖畔は昨日とは違った新鮮さを感じさせてくれました。
名残惜しさを感じつつチェックアウトを済ませ、昨日通り過ぎたウィンスロップに向かいました。街の中心にある交差点付近にあるビジターセンターでパンフレットをもらい、街中を散策しました。ガソリンスタンドも西部劇風の作りになっていて、街全体が西部劇のテーマパークのようです。
White Buck Trading Company Museum(ホワイトバック博物館)はおみやげ屋さんに併設された無料の博物館で、西部開拓当時のアメリカ人の生活の様子をうかがうことができます。そういった骨董品のほかにミリタリーものも展示されていて、旧日本軍の手榴弾まで展示されていました。
おみやげを買って店を出ると、容赦なく照りつける日差しに堪らずアイスクリーム屋さんに入りました。アイスクリームに寄ってくるハチに子供たちは泣き出しそうです。大急ぎでアイスクリームを平らげ、次の目的地を目指すことにしました。運転担当はFさんです。
マザマを過ぎて、Freestone Innの看板が見えたところで、昨日撮りそこねたFreestone Innの看板を写真に収めました。また機会があったらここでのんびりと過ごしたいものです。
さらに西に進んで行くと、山々がどんどん近くなってきて、絵はがきなどで見
覚えのあるワシントン峠の象徴リバティ・ベル山が見えてきました。
路肩が広がったところで車を止めて雄大な山々の眺めを楽しんだ後、さらに西に車を走らせると、"Washington Pass Overlook" と書かれた看板があり、その看板から続く脇道に入って行くと、駐車場があったので車を止めました。散策から帰ってきた老夫婦に尋ねてみると、往復数百メートルほどのトレイルで、見晴し台からの眺めが素晴らしいわよとのこと。早速、子供たちと手をつないで見晴し台を目指しました。森の中を歩いて行くと視界が開けてきて、そこが見晴し台でした。眼下には、いま走ってきた道路が蛇行しているのが見え、車はアリのようです。にんじん屋さんはこの雄大な風景がたいへん気に入ったらしく、帰宅後、写真を整理しているときに、この蛇行する道路の写真に三ツ星を付けていました。
ワシントン峠を後にして、次の目的地である、ロス湖・ディアブロ湖を目指します。特にディアブロ湖は印象的な緑色をしていてきれいでしたが、ここは眺めるだけでおしまい。
僕の運転で、後はひたすら今夜の宿泊地であるアナコルテスを目指しました。下り坂をどんどん下り、いくつか街を通り過ぎて行くうちにあっという間にI-5の標識が見えてきました。なんか、現実世界に引き戻された感じでしたが、僕らの旅はまだ終わりません。I-5を過ぎてさらに西に進みました。
今夜の宿泊はアナコルテスのMarina Innです。AAA割引後の一部屋の値段が$83で、これまでの宿の中で一番安かったこともあり、少し覚悟をしていたのですが、部屋に入って、その心配が杞憂であることが分かりました。ウェブサイトには書いてなかったと思うのですが、改装したてで、部屋も調度品もきれいで快適でした。タリーズコーヒーがおいてあるのもグッドです。ここはおすすめできます。
チェックインの後は夕食のレストラン探しです。アナコルテスのCommercial Ave沿いにいくつもレストランがあり、その中のIL POSTOというイタリア料理屋に入ることにしました。こじんまりとしたお店ですが、まともなイタリア料理屋さんっぽい雰囲気が流れていて、少なくとも大はずれではないことが分かり、安心しました。パスタとリゾットを注文したのですが、どの料理もおいしくて、食べ過ぎてしまいました。接客の態度もよく、ここもおすすめです。