2日目(8/11、土)
レベンワースを散策
シェラン楜へ
ウェナチー泊 (Travelodge)

昨日の記事で書かなかったのですが、レベンワースはカスケード山脈の山間にあり、ドイツ風の街並みで知られる観光町です。もともとドイツ人が住んでいたわけではなくて、いわゆる「町おこし」で作り上げた街並みなんだそうです。

ホテルで簡単な朝食を取り、チェックアウトを済ませてレベンワースの街に散策に出ました。しかし、遊び盛りの5歳児二人を連れた私たちは、観光の中心となる街中ではなく、ホテル近くの公園へと向かいました。遊具で遊ぶ二人はとても楽しそうでしたが、バックにカスケードの山々がなければ、やってることはシアトルにいる時と同じ(笑)。

この公園はウェナチー川の河畔にあり、遊具でひとしきり遊んだ後、川に行ってみることになりました。ちょっと歩くと川面が見えてきて、遠くにカヤックやラフティングで川を下っている人たちが見えました。カスケード山脈から流れてきた水はとてもきれいで、川べりに目をやると、小さな魚が何匹も泳いでいるのが見えました。おそらくサケ・マスの稚魚でしょう。そのまま、川沿いに公園の端まで散策し、街中に戻ってきた頃にはもうお昼の時間になっていました。

お昼は持ち帰り用の食べ物を売っているスタンドで買ったハンバーガーやホットドック、それに、Fさんが持ってきてくれた炊飯器で炊いたごはんで作ったおにぎりを車内で食べ、急いで、今日の目的地のシェラン湖へ向かいました。運転は僕です。

レベンワース周辺は緑が多いのですが、しばらく走ってカスケード山脈を抜けると、そこには地肌があらわになった乾燥地帯が広がっていました。シアトル周辺の風景とは異質なその風景に、ワシントン州東部にやってきたことを実感しました。あらわになった地肌の色とその中を流れるコロンビア川の青の対比が鮮やかです。川沿いにところどころ見られる深い緑は果樹園のようです。

コロンビア川の右岸に沿って北にしばらく走ると、視線の先に青い水を深々とたたえたシェラン湖が見えてきました。リゾート地らしい華やいだ雰囲気が遠くからでもよく分かりました。クルーズや水上飛行機による遊覧飛行など、お金をかければ色々遊べるのですが、ここはこの旅のメインではないし、今日中にウェナチーまで行かなければならないので時間もあまりありません。何をしようかと少し悩んだのですが、ビジターセンターに行って湖畔にある近くの公園を教えてもらい、そこで水遊びをすることにしました。

水着に着替えたにんじん屋さん、Hちゃん、そして、パパ二人は、さんさんと降り注ぐ日差しを浴びながら、冷たいシェラン湖の水の中で少しだけリッチなリゾート気分を味わいました。最初は冷たい水に悲鳴を揚げていたにんじん屋さんも次第に慣れ、僕にがっしりとしがみつきながら足をバタつかせ、「泳げるよ」と得意そうにママに披露していました。

シェラン湖を後にした私たちは、今度はコロンビア川の左岸沿いに走り、今夜の宿泊地ウェナチーへと向かいました。道沿いには果樹園が連なり、リンゴや桃がたわわに実っていました。燃料計の針が半分より下を指し、ガソリンが心配になってきたのでウェナチーの手前でガソリンを入れたのですが、シアトルより高かったです。

2日目の宿はウェナチーのTravelodgeです。AAA(日本のJAF相当)に加入しているFさんの部屋だけ10%割引になりました。後日談ですが、僕の加入しているプレミオカーライフサポートでも、Travelodgeの割引が効いたようです、事前に調べておくべきでした。残念です。

ウェナチーはフルーツの生産が盛んで、ワイナリーもいくつか存在します。カリフォルニアワインほど有名ではありませんが、じつはワシントン州は米国でカリフォルニア州に次ぐワイン生産地です。そんなわけで、2日目の夕食はワイナリーのレストランに行ってみました。Chateau Faire Le Pontというワイナリーで、白ワインとおいしい料理を頂きました。ワインはすっきりとした味わいで、もう一度飲んでみたいのですが、残念ながらワインの名前をメモし忘れてしまいました。

しゃれたワイナリーでの夕食をゆっくり楽しみたかったのですが、そこは子連れの旅。飽き飽きモードの子供たちをなだめるためにママ二人は子供たちと外のぶどう畑へ行かねばならず、のんびりする間もありませんでした。しゃれたワイナリーでの優雅なディナーは子供たちが立派に成人してからのお楽しみということにしましょう。

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