シアトルから北に3時間ほどのところにあるMt. Bakerに行ってきました。この辺の木は針葉樹が多く、紅葉しませんが、ブラックベリーのような低木や草は赤や黄色に色づくのでそれを目当てに行ってきました。シアトルからはI-5でBellinghamまで行き、そこから542号線で東へ向けて走り、その終端が今回の目的地です。途中、Glacierという小さな町でお昼を食べました。
と、ここまでは順調だったのですが、Glacierの町を出発して少し経った頃、走行中にバッテリーの警告灯(チャージランプ)が点灯しました。ドキッとしたのですが、実はチャージランプが点いたのはこのときが初めてではなく、イエローストーンからの帰りにも経験していたのです。しかし、その時のチャージランプの点灯は一時的で、すぐに消えてしまい、その後、特に異常がなかったので今回も大丈夫だろうと思ったのですが、今回はすぐに消えずに点灯し続けていました。不安なので、山は諦めて引き返そうかと悩んだのですが、ここまで来たからには諦めるにはもったいない。結局、観光中もエンジンは止めずに、妻と僕のどちらかが車で留守番するようにして、交代で短い時間だけ観光しようということになりました。
結局、目的地に着く少し前にチャージランプは消えたのですが、やっぱりエンジンを止めるのは怖い。そんなMt.Bakerへの道中、紅葉が美しい池の景色が目に飛び込んできました。すかさず車を止めて池の畔まで歩いていき撮ったのが下の写真です。自画自賛で恐縮ですが、なんという美しさ!
下の写真の湖は、Heather MeadowsにあるPicture Lakeです。この湖の周りの草と低木がきれいに紅葉していて、紅葉と針葉樹の深い緑と、その背後に見えるMt. Shuksanのコントラストが印象的な美しさでした。Picture Lakeという名前に納得です。絵の才能があったら、ここで写生してみたかったですね。
数日後、LINZ worksの林さんに車をみてもらうと、発電機(オルタネーター)の中にあるブラシという部品を交換する必要があることが分かりました。このまま走り続けていたらオルタネーターが完全に発電できなくなり、走行中にエンストしてしまう可能性があったそうです。山の中でエンストしてたらと思うと、冷や汗ものです。それにしても、イエローストーンからの帰り道に最初の兆候があった時点でLINZ worksに行っておけば今回ゆっくり紅葉を楽しめたのにと、ちょっと後悔しました。でも、これでもう車は万全。時間と天気が許せば、また近いうちに紅葉を楽しみに山に行きたいですね。今度はゆっくりと。