最近、気になってたことがあります。僕のバス通勤の楽しみの一つは人物観察なんですが、日本と違って、こっちのバスにはいろいろな肌色の人たちがバスに乗ってきます。透き通るような肌の白人を見たとき、ふと思いました。あれ?白人にはほくろができないのかな?

これを思ったのがおよそ1か月前。変態と間違えられないように注意しつつ、目が合うとヤバそうな人を避けつつ、いろいろな肌色の人を観察してみてたどり着いた結論がこれ。”髪の毛の色とほくろの色は同じ。”目立たないけど、注意深く見てみると、白人にもほくろがあるんです。白人でも髪の毛が黒い人や、栗毛や、ブロンドの人がいますが、髪が黒い人には黒いほくろがあって、栗毛の人は栗色のほくろがありました。ブロンドの人はよく分かりません。

白人と黒人の話で思い出したんだけど、白人と(黒人&黄色人種)の肌色の違いの原因となる遺伝子群のうちの一つがゼブラフィッシュという、発生生物学研究によく使われる小型熱帯魚の研究から明らかにされたんだそうです。1年前のサイエンスに出てました。

これはゼブラフィッシュの”ゴールデン”という名前の、金色の体色を持つ突然変異体の研究が発端となっていて、この”ゴールデン”遺伝子と同じ遺伝子をヒトも持っていて、ヒトの体色の決定に関わっているんだそうです。でも、人種間のの体色の違いを生む遺伝子の変異については、まだまだ不明なことが多いんだそうですよ。ヒトゲノムが解読されたことで、こういった事柄がこれからつぎつぎに解明されていくんでしょうね。

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