醤油麹の製造販売を行うに当たって必要な食品衛生責任者の資格を取りに行ってきました。場所は埼玉県さいたま市浦和区の食環センターです。さいたま市の旧浦和市域は高校から大学までの思い出がたくさん詰まっている場所です。自宅のある三芳町からは自転車で1時間です。人によって感覚は異なるかと思いますが、私にとってはそれほどの距離じゃない(笑)。ということで、自転車で行ってまいりました。
午前10時から午後5時までみっちり講習を受けてきました。内容は、食品衛生学、食品衛生法、公衆衛生学、食品表示、事故対策・営業手続き、食品衛生関連法規です。メモを取りつつ、真剣に受講してきましたよ。講習の最後に受けた効果測定テストは100点満点でした!
ところで、平手醤油では麹に塩を加えた状態(塩切り)でお客様に麹を発送します。お客様は麹に水を加えて諸味を仕込み、それを1年間お世話するわけですが、諸味は高い塩分濃度のおかげで雑菌から守られています。塩濃度さえ気を付けていれば食中毒のリスクは考えなくてよいでしょう。しかしながら、お客様におかれましても常識的な範囲での衛生管理をお願いできればと思います。例えば、諸味の手入れを行うときはよく手洗いをし、異物混入が起こらないよう桶には不織布をかけ、屋外に桶を置くときは雨水が桶の中に流入しないよう注意してください。諸味や搾り後の醤油の表面に白い膜が張ることがありますが、これは「産膜酵母」というもので害はありませんのでご安心ください。
私自身は醤油だからと油断せず、食品を扱っているんだということを常に念頭において、法令に則った正しい衛生管理を行ってまいります。