日本で国際免許を発行してもらっていたから、こちらで運転することはできるんだけど、一時滞在じゃなくて、米国内に居住する人はこちらの運転免許を取らなきゃいけないんだそうです。
右側通行、左側通行の違いがあっても、日本での運転経験があるから運転できてしまうけど、こちらの交通ルールを理解して運転していたわけじゃないからね。たとえば、赤でも右折可能とか、オールストップの交差点では交差点に到着した順に交差点内に入れるとか、はじめは結構慣れないものです。だから、国際免許を持っていても、こちらの免許を取らなきゃいけないというアメリカ当局の考え方は理にかなってると思う。
でもさ、ぶっちゃけメンドーなんだよね。だって、わざわざ免許とるなんて厄介なことしなくても運転できてるんだから。
でも、入国から3ヶ月以内に取らなきゃいけないとかという話を聞いていたので、重い腰を上げて取りに行ってきましたよ。
筆記試験と路上試験があるのは日本と同じ。でも、どちらも日本と比べれば楽勝です。筆記試験は4月7日に受けに行きました。コンピュータの画面に日本語の問題が表示されて、25問中20問正解で合格です。問題のスキップもできます。日本人コミュニティの間で、対策問題集が出回ってて、これを一夜漬けして合格しました。妻なんか、飽きてグズるにんじん君をあやしながら受験して合格だからね。すごい集中力だよ。素晴らしい。
で、昨日(4月18日)路上試験を受けました。有名な話だけど、受験者は自分で車を準備します。免許ないのにどうやって試験場まで運転してくるのか?おかしいじゃんと思っていたけれど、筆記試験に合格すると、必要なら仮免許を発行してくれるそうです。で、日本と同じように、経験者に同乗してもらえば路上を走ることができます。試験はライセンスオフィスの近くの住宅地の中を10分ほど走って終了。試験官は細身のおじいさんでカタコトの日本語を話すことができる人でした。試験は英語で指示されるんだけど、英語と言っても”turn right", "turn left", "stop", "park"くらいなもので、”道路のハシに寄って止まり、コーナーに沿ってバックしてください”、みたいな少しややこしい指示は、日本語で書かれたカードが準備されていて、それを提示してくれました。だから、英語に自信がなくても大・丈・夫!
そんなわけで、2,3回は受験することを覚悟していた僕も妻も一発で合格!これでようやく、運転免許の呪縛から解放されました。試験後、ライセンスオフィスで免許発行料の25ドルを払い、薄ら笑いを浮かべた写真を撮られて、免許を発行してもらいました。発行してもらった免許はペラペラな紙でできた一時的なもので、正式なものは30日以内に郵送されてくるそうです。