私が考えている醤油作りのお手伝いは以下のような感じです。
1)注文に応じて、塩切り済みの麹をお客様に納品します。数量は、できあがり見込み醤油量で、5合(0.9L)、1升(1.8L)、2升(3.6L)、3升(5.4L)から選べます。原料の大豆・小麦は、明石農園(埼玉県三芳町)の自然栽培品。あるいはお客様の持ち込みも受け付けます。持ち込みの場合は3升(5.4L)単位となります。
2)お客様のお手元に麹が届いたら、それを桶などの容器に移して水を加え、諸味を仕込んでください。
3)諸味はお客様にて定期的にお世話(天地返し)してください。具体的には、諸味を仕込んだ日を起点として、1,3,5、7日後、その後1か月までは1週間間隔で、1か月経過後は、月に一度、諸味を別の桶に移し替えます(これを天地返しといいます)。天地返しは諸味の中の微生物に酸素を供給するのが目的です。諸味が少量のときはペットボトルに入れてガシャガシャ振るとか、果実酒を作るときに使うようなフタつきのビンに諸味を入れ、上下にひっくり返す要領でよく混ぜ合わせてもよいです。
売りっぱなしではなく、醤油手造り仲間とのコミュニティーを大切にしたいので、オンラインで「諸味のお世話、みんなで一緒にやりましょう」というイベントをやってみたいです。
4)諸味を仕込んでから1年(~1年半)が経過したら、諸味を搾って醤油のできあがりです。
搾りは道具が要りますし、少しレクチャーが必要なのでワークショップ形式での「搾りイベント」を考えています。搾りを家庭でやるには道具が必要ですが、市販の果汁搾り器でもできますし、本格的に絞りたくなったら、千葉県の久本秀蔵さんという芸術家の方が、3升の醤油搾り槽(ふね)を作るワークショップをやっています。Facebookで「醤油搾り槽WS」と検索してみてください。