LAに来てはみたものの、正直言ってハリウッドには興味がない我が家は、市内観光をせず、市内から3時間程のところにあるJoshua Tree National Parkに出掛けてみることにしました。
U2のアルバムは「ヨシュア・トゥリー」だったけど、こちらの発音では「ジョシュア・トゥリー」になるようです。ジョシュア・トゥリー国立公園は、砂漠と岩とジョシュア・トゥリーだけしかありませんでした。岩登りの有名な場所らしく、あちこちで岩登りをしている人を見かけました。ジョシュア・トゥリーの奇妙奇天烈な枝ぶりから醸し出される、まるで、他の星に来てしまったかのような光景は見飽きることがないですが、午後7時半からのLA Galaxyの試合までに戻らなくてはならないので、ちょっとトレイルを散歩しただけで、すぐに公園を後にすることになりました。(この散歩の時ににんじん屋さんが機嫌を損ねて大変でした。砂漠の中で、しかって、しかられて、大泣き(笑)。)
じつは、ジョシュア・トゥリー国立公園そのものよりもっと驚いたものがありました。それは、国立公園の近くに、広大な平野に見渡す限り並んでいた風力発電の大きなプロペラ群です。数えきれないくらいの、おそらく数百はあろうかというプロペラ群が、山のあい間を抜けて吹き続ける強風を受けて回り続けていたのです。あのスケールの大きさは、実際に目にしないと伝わらないでしょう。Google Earthが好きな人は、 33°54'56.20"N, 116°36'26.16"Wを見てみて下さい。雄大さが伝わらないのが残念ですが。
国立公園からLAに戻り、LAの南のほうにあるHome Depot Centerに、LA Galaxyのホーム開幕戦を観に行きました。あの、ベッカムのいるチームです。試合開始1時間前より早く着いたのですが、駐車場待ちの渋滞がひどくてびっくりしました。辺鄙なところにあるので、みんな車で来るんでしょうね。
ホームデポセンターはサッカー専用スタジアムで、ピッチが近く、見やすいスタジアムでした。スタンドは割とこじんまりとしていて、2万7千席しかないそうです。うちにしては大枚叩いたおかげで、センターライン近くの、ベッカムが目の前でプレーする席で観戦することができて感動してしまいました。
この試合の対戦相手は、サンノゼ・アースクウェイクスというチームだったのですが、実は、僕たちがシアトルからLAに向かうサンノゼ経由の飛行機に、サンノゼから、このアースクウェイクスの選手たちが乗り込んできたのでビックリしてしまいました。そんなわけで、サンノゼにも頑張ってほしかったのですが、ギャラクシーのエース、ドノバンとベッカムが二人とも1得点1アシストを決め、2-0でGalaxyが勝ちました。昨日のLakersも勝ったし、ロサンゼルス遠征は2戦2勝で、心地良かったです。
(余談)場内アナウンスを聞く限り、「サンノゼ」ではなく、「サンホセー(セにアクセント)」と言っているように聞こえますね。