ダウンタウンに全面ガラス張りの人目を引くモダンな建物があります。それが中央図書館です。毎週月曜日にここで開かれているESLのクラスに出ているのですが、いままで本を借りたことはありませんでした。以前にカードを作っておいたのでせっかくだから借りてみようと思い、挑戦してみました。
https://www.spl.org/hours-and-locations/central-library
大きな街の図書館なだけあって、英語の本だけでなく各主要言語の書籍が揃えられているそうです。日本語の本もいろいろあります。インターネットで検索して、借りたい本をホールドしておいてもらえるとのことなので、それを試してみました。
検索したのは井上靖の本。彼の自伝があったのでそれをホールドする手続きをしたら2日ほどでメールが来て、ピックアップに来てくださいとのことでした。ホールドされている本は図書館のカウンターのすぐ裏にある書架に並べられていて、利用者自身がその中から自分のホールドした本を探し出し、カウンターに持って行って貸し出しの手続きをするようになってます。書架の本は利用者のラストネームのアルファベット順に並べられていていたのですぐ見つけることができました。3週間借りられるようです。貸し出しは100冊まで!もちろんタダ。でも、返却日までに返さないと延滞料金がかかるようなので気をつけないと。
いつも英語の本ばかりで苦労してますが、日本語の本は言葉がスラスラ頭に入っていくので心地よいですね。英語の本もこんな感じにスラスラ頭に入ってくれるといいんだけど、そんな日は果たして来るのだろうか?
井上靖の本を借りたのは、もちろん井上靖が好きだからです。「しろばんば」などの自伝的小説から読み始め、のちに新田次郎の山岳小説、司馬遼太郎の歴史小説にのめり込むきっかけを作ったのも井上靖です。「しろばんば」「夏草冬濤」「北の海」「氷壁」「蒼き狼」あたりが好きです。