シアトルの代表的な公共機関はバスです。
治安の問題もないし、常に清潔に保たれていて快適です。
Hutchにはバスで通勤しています。
Hutch passというカードを発行してもらうと月9ドルでバス乗り放題です。
素晴らしいです。これで、車を2台所有せずに済みます。
ちなみに、通常のバス料金は平常時$1.25、混雑時$1.50です。
バスといっても、シアトルのバスは日本より多様です。日本のような普通のバスもありますが、2台連結されたバスがたくさん走っています。それに、あちこちの道路に架線が張り巡らされていて、架線のある道路のみを走る路線は架線から電気を取るトローリーバスが運行されています。University districtからHutchに行くときに乗るRoute 70のバスはこのタイプです。エンジンはなく、モーターで走るのでサウンド的には路面電車な感じです。エンジンで走るタイプのバスもバッテリーを積んでいてハイブリッドカーになっています。さすが、環境に配慮するワシントン州だなと感心しています。
バスの運賃の支払い方には"As You Enter"と"As You Leave"、つまり先払いと後払いがあります。運転手さんの横にある料金箱に"As You Enter"のカードが示されているときは先払いで、"As You Leave"のカードがあれば後払いです。"As You Leave"のバスは、昼間にダウンタウンからやってくるバスです。
実は、素晴らしいことにダウンタウンの特定の区間はタダでバス乗り放題なんです。だから、乗るときにお金を払いません。その乗り放題区間を過ぎたところでバスを降りる人はお金を払うことになるので"As You Leave"ということになるんです。
さて、お金の払い方はこれでバッチリですが、バスを降りるのにも少し慣れが必要です。まず、日本のようにアナウンスがありません。親切な運転手さんは通りの名前をアナウンスしてくれる事もありますが、あまり期待できません。で、どうするかというと、通りの景色を覚えて、自分が降りるバス停の一つ前のバス停を過ぎたら運転手さんに降車の合図を送るのです。
乗り馴れたバスならなんてことないのですが、初めて乗るバスのときはかなーり大変です。殺気立った視線で窓の外をうかがい、ソワソワしている人に声をかけられたら優しく教えてあげましょう。そうそう、降車の合図をおくるには窓に沿って張り巡らされたヒモを引っ張ります。ボタンはないですよ。(Back doorの近くにボタンがあるけど、使っている人を見たことがないな)
なんだか、長くなってしまったなあ。バスについては書きたいことが多くて書ききれないですよ。最後に一つだけ。同じ番号のバスでも曜日、時間によってルートが変わることがあるので要注意。
メトロバスを乗りこなせるようになったとき、この街に溶け込めた気がしました。
メトロホームページ(路線、時刻表、バスの乗り方も書いてあります)
https://kingcounty.gov/en/dept/metro#