先週末は湖と海の間にあるチッテンデン水門を見に行きました。
チッテンデン水門は閘門(こうもん)式水門です。閘門式水門とは二つの水門によって仕切られた区画の中の水位を調節することによって水位の異なる水路をつなげることができるようになっている水門のことです。シアトルの海と湖の間には1.8mから7.8mもの水位差があるのでこのような水門が設置されているのです。僕達が見に行った時は、海の水位が湖の水位より5メートル以上低い状態でした。
海と湖のを行き来する船はまず二つの水門によって仕切られた区画に集められ、海から湖に向かう場合は、区画内に水を注入することによって水位を上げ、逆に湖から海に向かう場合は区画内の水を排出することで水位を下げることで船の通行を可能にしています。
また、水門の横にフィッシュラダーという魚の通り道が設けられていて、鮭が海から帰ってくる様子が観察できるようになっています。そうです。シアトルには鮭が帰ってくるんです。
フィッシュラダーの側面はガラス張りになっていて、海から帰って来た鮭を間近に見ることができるんです。すごい数のサケが上ってくるのを見ることができて楽しかったです。
こういった、自然に触れる機会が多いせいか、ワシントン州の人たちは自然保護の意識が高いそうです。アメリカは土地が広大だから、消費するばかりで環境保護を考えていないと思っていた僕の考えは正しくなかったようです。そういうステレオタイプな見方はいけませんね。何事においても。車で行ったのですが、水門の入り口付近にある有料駐車場は日曜日はタダでした。土曜日は有料みたいです。